リフレーミングとは、同じ物事でも、人によって見方や感じ方が異なり、ある角度で見たら長所になり、また短所にもなるみたいなことで、よく例えになるのはコップの水が半分入っている状況を「まだ半分残っている」と思うのか「半分しか残っていない」と思うのかという話です。
人間の行動を突き詰めていくと、それは快楽を得るための行動か痛みを避けるための行動かに分けることができます。
3回遅刻したら罰金(あるいはクビ)です。というようなルールは人間の痛みを避けようとする感情に働きかけた決めごとです。
その逆に報奨金などはお金(ほとんどの人が快楽)が給料以外にもらえてうれしいという感情に働きかけますよね。
人を動かすのに痛みを避けるために行動を起こさせるのはあまり工夫が要らないので管理する側はこの方法をとることが多いかもしれません。
そして、驚いたのは学校ではほとんどこっちなんですよね。(親のしつけも似たようなものかもしれません。反省)
「そんなことをしたら悪い人になるよ」
「怒られるで」
「成績悪なるで」
「いい学校行かれへんで」
あれもダメ、これもダメ、やってはいけないことばかりで子供を縛っているように思います。
やっていいのは大人が決めたカリキュラムに素直に従うことだけなんです。
オリンピック選手をたくさん輩出しているスポーツ教室でもこんな指導ばかりだそうです。
(何百何千の中から数人のエリートが出ればいいのであればこのやり方でもいいのかもしれませんが、学校教育はどうなんでしょう)
でも、そこからオリンピック選手が出るわけです。
そういった環境の中でも稀に育つ子は身体能力が一番高いことよりもリフレーミングの能力が備わっている子だそうです。
だめだと言われたことでも見方を変えいろいろな可能性を見つけ出し行動できる子供です。
そういえば、サッカー日本代表の中村俊介選手なんかも彼よりうまくて身体能力の優れた選手は同じ年代で他にたくさんいたと思います。
痛みを避ける行動は即効性はありますが長続きはしません。放りだしたり(不登校)反抗したり(学級崩壊)という一因にもなります。
子供にはわくわくの未来を思い描いて育って欲しいし、そう思いながら痛みの行動を押しつけていたりしていたことを考え反省の夜です。
先日も95点のテストを見て(95点をもっと褒めないといけないのに)ケアレスミスで95点だったので思わず
「こんな簡単なとこ間違ってるやん!もったいない!」
と言ってしましました。さすがに「あほやなー」とは言わなかったのが救いです。
今日はそんな気づきがありました。感謝しています。
スポンサーサイト